登山初心者必見!登山ザック・バックパックの選び方と背負い方。容量サイズなどの解説

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はじめに

登山に絶対必要なアイテム
通称:登山の三種の神器

 

トレッキングシューズ(登山靴)
レインウェア(雨具)
●ザック(登山用リュック)

 

の中から、今回は
「ザック(登山用リュック)」
をピックアップし、

 

登山初心者必見!登山ザック・バックパックの選び方と背負い方。容量サイズなどの解説
を説明します。
 
 

ザックとリュックの違いは?

ザックとは、登山に特化した登山用リュックのことです。一般的にリュックとか、別名デイパックとかは、タウンユース・シティユース向けに作られており、機能性よりもお洒落を目的として作られているケースが高いようです。その逆に「ザック」というものは、登山に特化して機能性重視で作られています。(昨今のザックはお洒落ですw)また、バックパックという言葉も存在します。この概念は、旅にでかける際に使う大きなリュックのことを指すようです。

 

 

 

 

ザックの特徴について

他バッグ類と比べてのザックの特徴を解説します。

ザックはもちろん背負うモノです。
ただし“背負う”と聞くとほとんどの人は、肩と背中で背負うイメージ(通常のリュックのように)があると思いますが、ザックは肩・背中・腰・胸など各部位にベルトや留め具が付いていて、その重量を分散させて背負える構造になっています。

例えば10kgの荷物を背負うとしても、タウンユース向けリュックやデイパックでは、肩のみにその重量の負担があるので、歩く時にバランスが悪く、すごく肩や背中上部(肩甲骨あたり)が疲れます。。
しかし、ザックなら10kgの荷物を背負ってもその仕組みから重量を分散しているのでそんなに重くは感じず、各部位で固定してる為、体の疲れも格段に軽減できます。
 
また、背負うタイプのバッグ(リュック、デイパック、バックパック、ザックなど)の欠点ともいえる「背中の汗…」「背中の蒸れ…」ですが、最近のザックは、“人の背中”と“ザックの背中と密着する部分”が、密着しない構造になっており隙間ができるように設計されています。これにより登山時の問題の一つ「背中の汗や蒸れ」がかなり解決できるようになっているのです。
 
更にザックには収納面(ポケットの数や箇所)やアクセス面(取り出し口などのこと)も登山に特化して考えられており、登山時の利便性も設計に組み込まれています。

 

 

どのようにザックを選ぶのか?

登山ショップやネットショップでザックを見ていると、

一体どれが良くて、、、
なにが悪いのか、、、

さっぱりわからなくなるぐらい各メーカー・ブランドからザックが販売されています。悩むのは当然です。。。
では、なにを重視してザックを選ぶのか?
ですが、ズバリ!

 

①機能性
②容量
③サイズ
④付属品

 

の< strong>4点を重視して選ぶことをおすすめします。

 
ここで注意点ですが、
ザックの選び方で
「カラー(色)」
「デザイン」
「ブランド」
など外観、見た目を重視すると失敗するケースが非常に高くなります。

あくまで自論ですが、登山はお洒落を意識すると失敗することが多くなります。これはザック選びだけではなく!登山全般にいえることです。お洒落や見た目を意識したリュックやデイパック選びにではなく、ザックの選び方としては!の自論です。
とはいえ、お洒落も大切でよね〜(笑)

まずは①〜④を重視し、それらをクリアした上で外観、見た目選びが良いでしょう。
 
 

ザック選びの重視ポイントの解説

①機能性
各ブランド、ザックのデザインが一新されるごとに機能性は高くなっていってます。この機能の中でも以下の4点を重視して下さい。
 
●外側の素材と強度
●ポケット数と気室数
●便利なアクセス
●背面(人の背中に接する面)
 
[外側の素材と強度]
ザックの外側面素材は、水・水滴・湿気に最適なナイロン素材など撥水、防水の加工がされている耐水性に長けている素材が必要です。またその強度も大切です。山中を歩いていると木や枝、葉っぱ、岩場などとザックは必ず接触しますし、転んだ時など地面と接触しますので、その度に破れてしまう弱い素材だといくらザックを買い換えてもキリがありません。その為、強度がある厚めの素材が適しています。
 
[ポケット数と気室数]
ザックには大小様々なポケットがあります。隠れポケットなどもあったりします。一見ポケット数が多いのは◎のような気もしますが、意外にもポケット数が多すぎると、かえってどのポケットに何を入れているかを記憶しておくことも、いざ探すことも大変になったりします。適度なポケット数が本当は◎なのかも知れません。付け加えて、絶対にあった方が良いポケットがあります。それはサイドポケットです。ザックの両サイドにあるサイドポケットには、ドリンクや水筒を差し込めることができ、このサイドポケットが無いとザックをいちいち降ろして中からドリンクや水筒を取り出さないといけない…という面倒くさい状況になるのです。このようにサイドポケットは重要といえます!
 
次に気室数ですが、気室というのはザック内の部屋数です。2気室だとザックの中が2つの部屋に分かれているということですし、3気室だと3つに分かれていることになります。この気室があることにより、上の気室には〇〇を。下の気室には△△を。ってな具合に荷物を分けやすく整理しやすくなるのです。あまり気室数が多いと、部屋数が多くて荷物は分けやすいが大きな荷物がザックに入らないこともありますし、気室数が少ないと、ザックの底の方が取り出しにくいという欠点も出てくるのです。自分自身の用途に応じて気室を選んだ方がいいかと思います。

 

[便利なアクセス]
街中で使用するリュックなど、普通は一番上に荷物を出し入れする口があり、取り出したり荷物を入れたりする際(←これをアクセスという)、当然一番上の口から出し入れします。しかし、たいがいのザックは便利にできていて、一番上の口からはもちろん、サイドや前側にもジッパーが付いていたり、そこから出し入れすることが可能なのです。この便利なアクセスにより、ザックの底の方の荷物でも楽に出し入れできたりするのです。この便利なアクセスも重視する方がなにかと便利です。

 

[背面(人の背中に接する面)]
登山は歩いてるにも関わらず、意外に運動量が激しく汗を掻きます。特に背中はザックと密着している為、一番汗を掻く部位になります。普通、リュックでは人の背中とリュックの背中は直接密着しているので特に蒸れやすく熱がこもりやすいのです。夏登山では汗でウェアが濡れると不快になりますし、蒸れて汗を掻きやすい状況だと脱水症などのリスクが高まり、冬登山では汗を掻いてウェアが濡れると低体温症などのリスクが高まります。季節ごとの体へのリスクを考えると、できるだけ汗を掻かないように登山することが求められるので、それに合わせてザックの背面が人の背中と密着しない工夫が施されているのです。ザック選びの際、ザックの背面を見てもらうと網状になっていて、背面が背中と直接当たらないように隙間がある構造のザックを選ぶようにしましょう。これにより背中の蒸れや汗がかなり軽減されます。
 
 
②容量
ザックの中に入る荷物量を“容量”といいます。この容量は、一般的に「L(リッターまたはリットルと読む)」の単位で数値化されています。この数値が大きいほど「ザックに詰め込める荷物量が多く」数値な小さいほど「ザックに詰め込める荷物量が少ない」ということです。これらのことを参考に、自分が行く山と行程(登山では山行という)から登山に必要な荷物を準備してからザックの容量を決めて下さい。
 
 

日帰り登山に必要な容量

15L〜25L程度


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一泊登山に必要な容量

30L前後〜40L程度


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二三泊登山に必要な容量

45L前後〜65L程度


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※100Lを超えるザックも存在します。
※山小屋で宿泊せずテント泊を予定されている方ならさらに荷物は増える為、準備した荷物に合わせて容量を選んで下さい。


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③サイズ
洋服のようにザックにもサイズがあります。自分にあったサイズを選んでいないことにより、重い荷物になるほど、肩や背中に負担がきます。分類すると、メンズ・レディースともにSサイズ、Mサイズ、Lサイズとあります。もちろんキッズサイズのザックもあります。場合によってはフリーサイズというザックもありますし、サイズを調整できるザックもあります。ザックのサイズを合わせる時は、必ず登山ショップなどで合わせてみましょう。購入するのはネットショップでも買えますが、サイズ感だけは各メーカーによって規格が違う為、実際合わせてみないとわかりません。

 

[ザックを合わせる時のポイント]
●腰のウエストベルトで骨盤が隠れるぐらいの位置(ウエストベルトの位置が骨盤より高い場合はもう少し大きいサイズを。低い場合はもう少し小さいサイズを選んで下さい)
●背負ってベルトを締めた時に、楽な感覚があるかどうか(しっくりきているか)
 
 
④付属品
ザックに必要な付属品、それはズバリ「ザックカバー」です。いわば、ザックのレインウェアです。雨や雪が降ってきたらザックが濡れないように丸ごとゴソっとザックカバーをしましょう。ザックカバーをしているとザックの中身は濡れませんし、ザック本体も濡れません。ザックカバーは、小さめのザックには付属品として付いてないことが多いのですが、容量別でザックカバーだけでも単体で販売されています。大きめのザックには標準で付属されていることがほとんどなので、確認してみて下さい。

 
 

ザックの正しい背負い方と使い方

ザックには各ベルトが付いているので、ベルトを締める順番を確認(以下参考)し、体にザックがフィットするようにしましょう。
 
1. できたらザックに荷物をある程度詰める

2. ザックに付いている全てのベルトをゆるめておく

3. ザックを背負う

4. 骨盤あたりにザック重量が乗るようにウエストベルトを締める

5. この時点で骨盤がウエストベルトで隠れる位置になっているかを確認する

6. 肩にザック重量が乗るようにショルダーベルトを締める

7. この時点で腰(骨盤あたり)と肩にザック重量が分散されてるかを確認する

8. ザック上部の雨蓋あたりから体の方向に締めるトップベルトが付いていれば、ザックが背中に密着し固定されるように締める

9. チェストベルト(胸あたり)を適度に締める(ショルダーハーネスが両肩からズレ落ちない程度に)

10. 肩、腰、背中などに違和感がある隙間ができてないかを確認する

11. 体を上下左右に揺すったり、ジャンプしたりして、ザックが体にフィットしており、ザック重量が腰や肩などに分散されているか確認する
 
ここまで11項目がザックの正しい背負い方です。参考までに。
 
 

アタックザックのすすめ

アタックザック(=サブバッグ)とは、メインザックの中に忍ばせておくポケッタブルタイプ(折りたたみ式)の小さめザックのこと指します。

通常アタックザックの使い方は、宿泊登山・縦走登山・長期登山などで危険な箇所や面倒な場所に登山者が挑むとき、大きなメインザックを持ったままだと非常に邪魔になり、一旦メインザックを預けるまたは置いてゆく際(”デポする”という)、活躍する時がきます。頂上直下の山小屋や、通過する非難小屋、宿泊するテントなどにメインザックをデポし、必要最小限の荷物や道具だけをアタックザックに詰め込み目的地へ向かう訳です。

でもこういったケース以外でも、簡単な登山やハイキング、軽めの荷物で済む日帰り登山などではアタックザックを使う方もいます。私もその一人です。
15L~25Lまたはそれ以上のアタックザックもあるので、意外に荷物も入る容量ですごく重宝します。車の中などに登山道具を積んでいる場合は、登山開始前に必要な荷物だけをチョイスしてアタックザックで軽登山!ってのも、イイですよ!
ってなことで私はアタックザックをおすすめします。
 

おすすめアタックザック 11選!はコチラ



 
 

まとめ

登山に絶対必要な“三種の神器”
トレッキングシューズ
レインウェア
ザック

この中から
今回は『ザック』を解説しました。
 
ザックは、登山に必要な荷物・装備・道具を持ち運びする為のバッグです。それらの荷物が多くなればなるほど重量は増えていく為、荷物の軽量化も同時に考えていかなくてはならない問題の一つです。とはいえ、例え荷物の軽量化に成功しても、ザックそのものの重さも重要になる為、できるだけ軽くて丈夫なザックを選ぶことも大切になってきます。
また、ザックは荷物を運ぶ目的以外にも、転んだ時、滑落した時、雪崩にあった時、野生動物が突進してきた時など、起きてほしくないアクシデント時の盾になり、クッションの代わりにもなるのです。
だからこそ、適正にザックを選んで良い山行になるようにしましょう。

 

 

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