目次
登山の服装 注意点![夏編/6月7月8月]
高温高多湿の夏。
別ページで記述した
「登山の服装 注意点![基本編]」
をもう少し細かく説明する為、
一般的に夏と言われる
6、7、8月の登山服を解説をします。
まずは、
登山の服装、注意点![基本編]のおさらい
ですが、
以下の①②③の順番で
レイヤリング=重ね着するのが基本です。
①ベースレイヤー
肌に一番近くで着る服。主にポリエステル素材で速乾性に優れているTシャツやロンT。
おすすめ登山ベースレイヤー 12選![メンズ・レディース偏] アンダーウェア・インナーの選び方と機能性の解説
②ミドルレイヤー(ミッドレイヤー)
主に体を温める機能がある素材の服。ネルシャツ、フリース、セーター、ダウンなど。
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③アウター
主な役割として中に雨・雪・風などをできるだけ入れないようにする服。レインジャケット、防風ジャケット、シェルなど。
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では、
6月、7月、8月と順に説明します。
6月の登山は?
一般的には梅雨のシーズンです。本格的な夏に向け、気温も日々上昇していく中、湿度も上がってゆきます。ジメジメ…ベトベト…と不快な環境のはじまりです。山でもやはり湿度は高く汗もかなりかきやすくなる季節です。不快な環境は湿度だけではなく、虫が多くなる季節でもあります。6月頃の登山では、湿度、汗、虫との格闘の時期です。
6月の登山。服装は何を着ればよい?
一般的に6月に登山へ行くなら夏装備になります。高湿度の為、着替えの準備も大切です。以下のレイヤリング=重ね着を参考にして下さい。
[ベースレイヤー]
ロンTのベースレイヤーが基本です。登山中は汗をかきますので、登り終了を意味する頂上で着替えをすることをおすすめします。
※半袖は肌が露出する為、危険です。虫刺され、草木などと接触には十分気をつけましょう。
[ミドルレイヤー]
下界との気温差もある為、少し寒さを感じる時は体を冷やさないようにネルシャツや薄手のウインドブレーカーなどあればよいでしょう。
[アウター]
この季節は余程の高山(富士山を代表とする3000m級の山々)でない限り、レインスーツのレインジャケット、もしくはソフトシェルで十分でしょう。
[ボトムス(ズボンなど下半身)]
吸湿速乾性ソックス、速乾性のあるスパッツ+トレッキング半パン、もしくは速乾性に優れた長トレッキングパンツ。
※半パンのみでは肌が露出する為、危険です。虫刺され、草木などと接触には十分気をつけましょう。
[靴]
防水撥水性の高い登山靴。(トレッキングシューズ)
[その他の装備]
雨対策にもなる速乾性のある帽子、手袋、など肌の露出を防ぐ用として。トレッキングポール、虫刺され用の塗り薬など。
7月の登山は?
昨今、7月初旬はまだ梅雨です。6月の登山準備が必要でしょう。気温も益々上昇してゆき暑さの戦いになります。中旬〜下旬は一年通して天気が安定する時期です。…が、ゲリラ豪雨、集中豪雨、など山では一瞬にして晴れから雨に変わります。またヘビなども出てくる時期です。マムシなどの毒ヘビには十分気をつけましょう。
7月の登山。服装は何を着ればよい?
一般的に7月に登山へ行くなら夏装備になります。高湿度と高気温、急な天候変化の対策で着替えの準備も大切です。以下のレイヤリング=重ね着を参考にして下さい。
[ベースレイヤー]
ロンTのベースレイヤーが基本です。登山中は汗をかきますので、登り終了を意味する頂上で着替えをすることをおすすめします。
※半袖は肌が露出する為、危険です。虫刺され、草木などと接触には十分気をつけましょう。
[ミドルレイヤー]
曇りや雨の日は特に下界との気温差もある為、少し寒さを感じる時は体を冷やさないようにネルシャツや薄手のウインドブレーカーなどあればよいでしょう。
[アウター]
この季節は余程の高山(富士山、日本アルプスを代表とする3000m級の山々)でない限り、レインスーツのレインジャケット、もしくはソフトシェルで十分でしょう。
[ボトムス(ズボンなど下半身)]
吸湿速乾性ソックス、速乾性のあるスパッツ+トレッキング半パン、もしくは速乾性に優れた長トレッキングパンツ。
※半パンのみでは肌が露出する為、危険です。虫刺され、草木などと接触には十分気をつけましょう。
[靴]
防水撥水性の高い登山靴。(トレッキングシューズ)
[その他の装備]
雨対策にもなる速乾性のある帽子、手袋、など肌の露出を防ぐ用として。トレッキングポール、虫刺され用の塗り薬、毒抜き用のポイズンリムーバーなど。
8月の登山は?
初旬は一年で最も天気が安定する季節です。しかし、最高に暑い時期です。山頂付近では下界との気温差はあるものの、紫外線や直射日光で体感温度は下界とあまり変わらない印象を受けるでしょう。7月同様、ゲリラ豪雨、集中豪雨、また特に雷には十分気をつけなければなりません。虫、ヘビも当然活発に動く時期です。
8月の登山。服装は何を着ればよい?
一般的に8月に登山へ行くならゴリゴリの夏装備になります。高湿度と高気温、急な天候変化の対策で着替えの準備も大切です。以下のレイヤリング=重ね着を参考にして下さい。
[ベースレイヤー]
ロンTのベースレイヤーが基本です。登山中は汗を大量にかきますので、登り終了を意味する頂上で着替えをすることをおすすめします。
※半袖は肌が露出する為、危険です。虫刺され、草木などと接触には十分気をつけましょう。
[ミドルレイヤー]
曇りや雨の日は特に下界との気温差も考慮して、体を冷やさない為にもネルシャツや薄手のウインドブレーカーなどあればよいでしょう。
[アウター]
この季節は余程の高山(富士山、日本アルプスを代表とする3000m級の山々)でない限り、レインスーツのレインジャケット、もしくはソフトシェルで十分でしょう。基本、アウターはほとんど使いません。
[ボトムス(ズボンなど下半身)]
吸湿速乾性ソックス、速乾性のあるスパッツ+トレッキング半パン、もしくは速乾性に優れた長トレッキングパンツ。
※半パンのみでは肌が露出する為、危険です。虫刺され、草木などと接触には十分気をつけましょう。
[靴]
防水撥水性の高い登山靴。(トレッキングシューズ)
[その他の装備]
雨対策にもなる速乾性のある帽子、手袋、など肌の露出を防ぐ用として。トレッキングポール、虫刺され用の塗り薬、毒抜き用のポイズンリムーバー、紫外線対策でサングラス、UVクリーム、リップクリームなど。
※ご確認必須!
上記で記述した内容はあくまで本州の関東地方から中国地方の季節感です。北海道、東北、九州南部では気温の差や季節感が異なる為、記述に当てはまらない場合も多々あります。あくまで行く山やその標高、その日の気候、その地域にあわせた内容を考慮して下さい。
季節ごとのレイヤリング
「季節ごとに登山の服装」や「その他の記事」を下記リンクから更に詳しく解説しています。
登山服「シェル」。ソフトシェルとハードシェルの違いと特徴。レインウェアとシェルの比較など
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