登山の服装 注意点![春編/3月4月5月]レイヤリング基礎と重ね着の順番の基本

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登山の服装 注意点![春編/3月4月5月]

別ページで記述した
登山の服装 注意点![基本編]
をもう少し細かく説明する為、
一般的に春と言われる
3、4、5月の春の登山服装を解説をします。
 
 
まずは、

登山の服装、注意点![基本編]のおさらい

ですが、
以下の①②③の順番で
レイヤリング=重ね着するのが基本です。
 


①ベースレイヤー
肌に一番近くで着る服。主にポリエステル素材で速乾性に優れているTシャツやロンT。

おすすめ登山ベースレイヤー 12選![メンズ・レディース偏] アンダーウェア・インナーの選び方と機能性の解説


 


②ミドルレイヤー(ミッドレイヤー)
主に体を温める機能がある素材の服。ネルシャツ、フリース、セーター、ダウンなど。

登山の服装、ミドルレイヤー(中間着)の種類とそれぞれのメリット・デメリットとは?

おすすめ登山ミドルレイヤー 49選!インシュレーション・ダウン・フリース・山シャツなどブランド別に厳選紹介


 


③アウター
主な役割として中に雨・雪・風などをできるだけ入れないようにする服。レインジャケット、防風ジャケット、シェルなど。

登山服「シェルウェア」ソフトシェルとハードシェルの違いと特徴。レインウェアとシェルの比較などを解説

おすすめ登山アウター 105選!レインウェア・ソフトシェル・ハードシェルなどブランド別に厳選紹介


 


 
 

 
 

では、
3月、4月、5月と順に説明します。
 
 

3月の登山は?

春とはいえ、まだまだ寒さが残る季節です。低山でも山頂付近は冬です。当然ですが場所によっては残雪もあります。標高が2000m前後〜3000mともなる高山では冬というより極寒です。雪山です。普通の登山装備や服装ではこの季節に高山はとてもじゃないけど行けません。下界では3月といえば寒い日もあれば少し春らしい日もあるものですが、山の上では冬だということを心得るべきです。
 

3月の登山。服装は何を着ればよい?

一般的に3月に登山へ行くなら冬装備になります。以下のレイヤリング=重ね着を参考にして下さい。

[ベースレイヤー]
ロンTの上に半袖Tなど着て二重にしておく。日差しがあり、トレッキングすると暑くなれば、ロンTを脱いで半袖だけにする方法も備える為。

[ミドルレイヤー]
フリースや軽量セーターなどがオススメです。寒くなることに備えてザックには軽量ダウンジャケットも持っておく。

[アウター]
レインスーツがある方はレインジャケットを。またはハードシェル、ソフトシェルなどが必要。

[ボトムス(ズボンなど下半身)]
厚手ソックス、速乾性のあるタイツやスパッツ、防風・防水・撥水性の高いトレッキングパンツ。

[靴]
防水撥水性の高い登山靴。(トレッキングシューズ)は必要。

[その他の装備]
ニット帽、手袋、ネックウォーマー、使い捨てカイロ、など防寒用として。アイゼン、トレッキングポール、場所によってはピッケル、ザイルなど。
 
 

4月の登山は?

高山ではまだまだ雪は残っています。この時期は少し暖かくなり雪が多く積もる箇所では雪崩を警戒して下さい。比較的、標高の低いいわゆる低山などでは、ほぼ雪が解けはじめ山も春の準備に取り掛かります。下界では4月初旬には桜が咲くシーズンですが山ではまだまだ花は咲きません。
 

4月の登山。服装は何を着ればよい?

一般的に4月に登山へ行くなら冬装備までは必要ないですが、暑くなったり寒くなったり小まめな着脱がポイントになります。以下のレイヤリング=重ね着を参考にして下さい。

[ベースレイヤー]
ロンTの上に半袖Tなど着て二重にしておく。日差しがあり、トレッキングすると暑くなれば、ロンTを脱いで半袖だけにする方法も備える為。

[ミドルレイヤー]
フリースやネルシャツなどがベスト。登山中は暑くなることもあるので前がジッパーやボタンなどで空くタイプの服が向いている。

[アウター]
頂上付近や休憩時にはアウターが必要かも知れません。レインスーツがある方はレインジャケットを。またはハードシェル、ソフトシェルなどを準備。

[ボトムス(ズボンなど下半身)]
厚手ソックス、速乾性のあるタイツやスパッツ、防風・防水・撥水性の高いトレッキングパンツ。

[靴]
防水撥水性の高い登山靴。(トレッキングシューズ)は必要。

[その他の装備]
ニット帽、手袋、ネックウォーマーなど防寒用として。軽アイゼン、トレッキングポールなど。
 
 

5月の登山は?

この頃になると、2000m前後山々でもの雪はほとんどありません。気温もかなり暖かくなりますが、夜と日中の寒暖差に注意です。低山などでは、新緑が綺麗な季節です。山でも花が咲きはじめ、登山者も増えだします。登山マナーには十分気をつけましょう。
 

5月の登山。服装は何を着ればよい?

一般的に5月に登山へ行くなら、冬装備は必要ありません。日中と夜、日向と日陰の寒暖差が大きい為、着脱がポイントです。以下のレイヤリング=重ね着を参考にして下さい。

[ベースレイヤー]
ロンTもしくは半袖T、どちらか一枚でよい。ただしベースレイヤー一枚で行動する前提なら半袖タイプはオススメできない…。(肌の露出は危険!)

[ミドルレイヤー]
フリースやネルシャツなどがベスト。登山中は暑くなることもあるので前がジッパーやボタンなどで空くタイプの服が向いている。

[アウター]
この季節になると、アウターはほぼ必要ない。ただし、寒がりな方は頂上付近や休憩時にはアウターが必要になるかも知れないので、レインスーツのレインジャケットを防寒用と考えておく。

[ボトムス(ズボンなど下半身)]
厚手ソックス、防風・防水・撥水性の高いトレッキングパンツ。半パンの方は下にスパッツなど必ず着用。

[靴]
防水撥水性の高い登山靴。(トレッキングシューズ)は必要。

[その他の装備]
速乾性のある帽子、簡単な防寒用品、トレッキングポール。
 
 

※ご確認必須!

上記で記述した内容はあくまで本州の関東地方から中国地方の季節感です。北海道、東北、九州南部では気温の差や季節感が異なる為、記述に当てはまらない場合も多々あります。あくまで行く山やその標高、その日の気候、その地域にあわせた内容を考慮して下さい。
 
 

季節ごとのレイヤリング

「季節ごとに登山の服装」や「その他の記事」を下記リンクから更に詳しく解説しています。







登山服「シェル」。ソフトシェルとハードシェルの違いと特徴。レインウェアとシェルの比較など


 

 


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