目次
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「ダイヤモンドトレール/その3」
ダイトレ紀見峠〜ダイトレ南入口 槇尾山施福寺までの縦走記録を記述しています。
<参考までにどうぞ>
ダイヤモンドトレールを縦走する為のアドバイス参考記事
ダイヤモンドトレールとは?
奈良県・大阪府・和歌山県にまたがる金剛葛城山脈を縦走する自然歩道。通称:ダイトレと呼ぶ。縦走路は以下の山の頂上を通過し峠をいくつも越えるアップダウンが激しい全長45kmの登山道である。
ダイトレ全行程の通過点
ダイヤモンドトレール北入口:奈良県香芝市/屯鶴峯穴虫峠(どんずるぼうあなむしとうげ)
標高154m
⇅
二上山雄岳(にじょうざんおだけ)
標高517m
⇅
二上山雌岳(にじょうざんめだけ)
標高474m
⇅
竹内峠
⇅
平石峠
⇅
岩橋山(いわはしやま)
標高659m
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岩橋峠
⇅
大和葛城山(やまとかつらぎさん)
標高959m
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水越峠
標高510m
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金剛山(こんごうざん)
標高1125m
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伏見峠
⇅
久留野峠
⇅
千早峠
⇅
紀見峠
標高376m
⇅
岩湧山(いわわきさん)
897m
⇅
滝畑
標高278m
⇅
ポテ峠
⇅
番屋峠
⇅
ダイヤモンドトレール南入口:大阪府和泉市/槇尾山施福寺(まきおさんせふくじ)
標高470m
※峠の標高表示には多少誤差があります。
登山・縦走の日程
この記事は2016年12月17日の記録です。
登山の種類
縦走
コース/ルート
ダイトレ紀見峠→ダイトレ南入口 槇尾山施福寺まで
※和歌山県橋本市 側から入山
総歩行距離
総歩行距離/28.8km
(スタート時の紀見峠駅〜ダイトレ紀見峠入口までの2.5km、縦走終了時のダイトレ南入口:槇尾山施福寺〜和泉中央駅までの11kmを含む)
実質の縦走距離/15.3km
総歩行時間
総行動時間/9時間50分(休憩込み)
(スタート時の紀見峠駅〜ダイトレ紀見峠入口までの2.5km、縦走終了時のダイトレ南入口:槇尾山施福寺〜和泉中央駅までの11kmを含む)
実質の縦走時間/6時間25分(休憩込み)
登山・縦走の山行程
04:50 泉北高速鉄道:和泉中央駅付近 車デポ
05:06 和泉中央駅始発
06:07 紀見峠駅着
06:20 ダイトレ紀見峠入口へ向け紀見峠駅出発
06:50 ダイトレ紀見峠到着
07:00ダイトレ紀見峠より縦走開始
08:25 岩湧山三合目通過
09:35 岩湧山山頂
11:05 滝畑湖畔観光到着→お食事処にて昼食
12:00 滝畑湖畔観光出発
13:25 ダイトレ南入口:槇尾山施福寺到着
13:40 槇尾山施福寺出発
14:00 槇尾山バス停通過
16:20 徒歩で和泉中央駅着
ダイヤモンドトレールのマップ
ダイヤモンドトレールの詳しい地図は ↓ コチラ
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「ダイヤモンドトレール/その3」
ダイトレ紀見峠〜ダイトレ南入口 槇尾山施福寺までの縦走記録を記述しています。
登山道・縦走路について
ダイヤモンドトレールは、大会などイベントも開かれるほどの関西では有名な自然歩道縦走路だ。ほとんどが登山道で途中車道を横断することもあり、林道もある。事前の下調べとマップ持参、あとは標識を見ていればほぼ迷うことはない。
全長45kmもある長い縦走路の為、トレランなど山を走る方であれば一日の行程で全長を制覇してしまう強者もいるが、一般的な登山者のコースタイムで考えると、全長制覇にはおよそ22〜24時間は必要となる。その為、登山者がダイヤモンドトレールを縦走するときは、2分割もしくは3分割して全長制覇を目指すことが多い。
そこで!
ご覧のサイト“ヤマイロハ”では、初心者をモデルにしてダイヤモンドトレールを3分割にした解説をする。
ダイヤモンドトレール/その1
屯鶴峯穴虫峠:ダイトレ北入口→金剛山山頂
ダイヤモンドトレール/その2
金剛山伏見峠→紀見峠
ダイヤモンドトレール/その3
紀見峠→槇尾山施福寺:ダイトレ南入口
縦走を計画する時の注意点 一般的なピークハント(登山口から頂上までをピストンする登山スタイル)と縦走の大きな違いは、スタート地点に戻ってこれない!というデメリットがある。その為、マイカーでスタート地点に行くと縦走後にスタート地点に戻り、マイカーを取りに来ないといけなくなる。これがピークハントであれば、マイカーで登山口へ行ってもその場所に戻ってくるので心配がないわけである。
では、
ダイヤモンドトレール/その3
ダイトレ紀見峠〜ダイトレ南入口 槇尾山施福寺
の区間を画像を交えて説明することにする。
今回「ダイヤモンドトレール/その3」のスタート地点は「ダイヤモンドトレール 紀見峠入口」だ。 前回で記述した「ダイヤモンドトレール/その2」では終了地点がこの「ダイトレ紀見峠」だったのでまずはこの場所に戻ってからの縦走スタートになる。
今回の縦走終了後には槇尾山施福寺より下山してバスで泉北高速鉄道:和泉中央駅まで戻って来るので、和泉中央駅に車をデポして和泉中央駅から紀見峠駅まで電車で移動する。
泉北高速鉄道 和泉中央駅→中百舌鳥駅
南海高野線 中百舌鳥駅→紀見峠駅
紀見峠駅に着くと、ダイヤモンドトレール紀見峠入口まで距離2.5km/約30分かかるがウォーミングアップがてら歩いて向かう。
※紀見峠駅→ダイヤモンドトレール紀見峠までの順路は、若干難しいのでコチラの記事が参考になります。
注意点! 紀見峠駅からダイトレ紀見峠入口を通過して岩湧山山頂直下までトイレがない為、紀見峠駅で済ませておくことをおすすめする。尚、水分補給は、岩湧山山頂を越え滝畑まで下るまでは自動販売機がない。こちらも留意しておこう。
さて。 紀見峠駅から約30分歩くといよいよダイヤモンドトレール紀見峠の入口が車道左側に現れる。
ここから約15kmでダイヤモンドトレールのゴール地点「槇尾山施福寺」へ向かう。 「ダイトレ紀見峠(標高400m)」から登山道になり、山道を50分ほどあるくと「ボ谷ノ池」に到達する。 このまま順路を20分ほど進めると「岩湧山三合目(標高650m)」へ続くキツイ登りがはじまる。ボ谷ノ池からところどころにベンチもあり、標識もあるので確認しながら進めよう。キツイ登りが30分ほど続いたのちに岩湧山三合目へ到達する。 更に15分ほどで「根古峰」通過。 根古峰から30分ほど歩くと「南葛城山分岐」に到達する。標識を見落とすと岩湧山山頂へ向かうはずが南葛城山へ向かってしまうので注意したい分岐だ。 南葛城山分岐から20分ほど歩くと「五ツ辻(標高764m)」を通過し、 更に25分ほど歩くと「岩湧山東峰」に到達する。この東峰を右折れすると河内長野市岩湧寺へ40分ほどで下山できる。しかし、今回は岩湧山山頂へ向かう為、直進だ。
参考までに
岩湧山東峰からの下山ルートを詳しく解説
東峰を過ぎるとすぐに一旦登山道は下り出す。下った場所にトイレがあるので済ませておくことをおすすめする。
このトイレから更に直進すると樹林帯がない開けた景色になり、「岩湧山山頂(899m)」へは10分かからない。
岩湧山山頂は、秋のススキ(茅)が有名で360℃のパノラマビューだ。天候がよければ、北方面には大阪平野を一望でき、
西方面には関空、明石海峡までも一望できる。北西方面の下の方にはこれから向かう滝畑ダムや槇尾山施福寺の屋根も少し見える。
雨風さえなければ休憩するにも良いポイントになる。 おそらく、ダイヤモンドトレール上では一番展望が良いポイントが岩湧山山頂になる。
では、岩湧山山頂から滝畑へ向かい下山する。紀見峠から来た方向とは逆方向に下山を進める。相変わらず樹林帯のない階段を
10分ほど下ると「平野」という場所に到達する。
この平野からはまた樹林帯になり、 10分ほど歩くと「鉄塔75」が現れる。 よく見る鉄塔下からの写真はほとんどはこの鉄塔のことだろう。 更に35〜40分ほど樹林帯の中、階段やザレ場を下ると「カキザコ」というポイントを右折れする。(おそらく直進はロープなど張ってあり行けなくなっている)
約20分ほど道なりに下ってくると車道が出てくる。 …が、この車道からは5分程度もう一段階下ったところが「滝畑」だ。
ようやく、岩湧山から滝畑に下山完了となる。
この下山してきた滝畑には「滝畑湖畔観光」というお食事処があり、9:00〜17:00ぐらいまでは開いている。朝一に紀見峠を出発するとちょうど良いタイミングで昼食をとれる。 もちろんトイレや自動販売機もあるので、槇尾山施福寺へ向かう前の最後の休憩としては最高の場所である。
開いているか否かは確認を!
滝畑湖畔観光 0721-64-9285
さて!
ここからは最後の行程だ。滝畑から「ダイトレ南入口:槇尾山施福寺」へと約3.8km/1時間30分程度のトレッキングでダイヤモンドトレールのゴールとなる。 滝畑湖畔観光の前の車道を歩き、民家の中を通って行き、山道(登山道)に入るまでは約15〜20分ほど歩く。画像を参考にしてほしい。
またまた山道に入り登りが続く中「ボテ峠(標高477m)」を目指す。 30分程度でボテ峠に到達し、 更に20分歩くと「番屋峠」を通過。 番屋峠から「追い分」を通過し、 標識を確認しながら40分程度進むと、 ようやく「槇尾山施福寺」に到着する。
今回の縦走が終了となる。同時にダイヤモンドトレール北入口:屯鶴峯穴虫峠から続く全長45kmのダイヤモンドトレールのゴールとなる。
槇尾山施福寺から下ると槇尾山への入口になり
目の前に商店があり、
ここから槙尾中学校前へのオレンジバスがある。槇尾中学校前からは南海バスに乗り換え和泉中央駅に向かうことができる。その為、オレンジバスと南海バスに乗る必要がある。
槇尾山→槇尾中学校前(所要時間12分) 槇尾中学校前→和泉中央駅(所要時間47分) オレンジバスと南海バスのダイヤ情報
和泉中央駅まで戻ってくると、スタート時点で駅周辺に車をデポしておくと便利である。
ダイトレ北入口のスタート地点はコチラ↓
ダイヤモンドトレール/その1
屯鶴峯穴虫峠:ダイトレ北入口→金剛山山頂
登山・縦走の感想
このページでの登山解説は、2016年12月17日のダイヤモンドトレール/その3「ダイトレ紀見峠→ダイトレ南入口:槇尾山施福寺」の山行です。 当日は積雪があり、実際の写真では雪景色の為、道順などが伝わりにくかったので、別の日の山行(春夏秋)の写真を混合させた案内になっています。ご理解ください。
今回の縦走は、出発点「ダイトレ伏見峠」から終了地点「槇尾山施福寺」までの15kmほどである。まずは南海高野線:紀見峠駅から歩いてダイトレ紀見峠へ向かうのだが、
縦走するにあたり、登山スタート地点と登山ゴール地点が異なる為、
早朝4:50。車を今回のゴール地点「和泉中央駅」にデポし、
5:06。泉北高速鉄道で和泉中央駅から中百舌鳥駅まで行き、南海高野線に乗り換え中百舌鳥駅から高野山方面の紀見峠駅まで電車を使って移動する。
6:07。紀見峠駅に到着してこれから先、岩湧山山頂直下までトイレがないので紀見峠駅でトイレを済ませ、
6:15。ダイトレ紀見峠へ向け出発。 以前にダイトレ紀見峠へ来たことにある我々は道に迷わずに来れたが、紀見峠駅からダイトレ紀見峠への順路は意外に難しい。
※紀見峠駅→ダイヤモンドトレール紀見峠までの順路は、若干難しいのでコチラの記事が参考になります。
6:45。予定通り30分ぐらいかけ登山のウォーミングアップがてら移動してきて、少し荷物や装備を整えながら休憩。
7:00。いよいよダイヤモンドトレール最後の縦走スタートをした。寒いものの標高400m地点のダイトレ紀見峠では雪はない。
7:30。軽いアップダウンがあったもののなんなくボ谷ノ池を通過。
7:50。ここから岩湧山三合目へ向けた地獄の急登が30分程度続く。これがなかなかキツイ登りだ!ダイトレでいうと前半の岩橋山から大和葛城山への地獄階段よりキツイかも知れない。。息を整えながらも
8:25。岩湧山三合目へ到達。標高を上げると雪が積もっている。小休止をとってから進み、根古峰→南葛城山分岐→五ツ辻の標識を確認して、
9:15。岩湧山東峰に到達。このあたりでは積雪10cm程度。5分ほど順路を進めた場所、岩湧山山頂直下のトイレで用を済ませて山頂へ向かう。
9:35。岩湧山登頂。気温は氷点下。寒いが天気も良く眺望が素晴らしい!頂上滞在は約1分程度で滝畑方面へ下山する。
9:55。樹林帯がない岩湧山山頂から平野と呼ばれる場所まで下ってき、これから樹林帯となる。
10分ほど歩くと鉄塔75が現れて、鉄塔の真下を通過。更に下山して行く。更に15分ほど歩くと石がむき出しになったような登山道になり、若干歩きにくいが更に下山する。
直進はロープが張っているカキザコと言われる場所を右折れし、どんどん下ると
11:05。滝畑に下山完了。やはり下界には雪がない。下山してきた場所に滝畑湖畔観光というお食事処でカツカレーと唐揚げという旨くて高カロリーの食事を済ませ、少し休憩。
滝畑湖畔観光は座敷もあるので、トレッキングシューズも脱いでくつろげる。ありがたい。。
12:00。滝畑湖畔観光より槇尾山施福寺へ向け出発。一般道と民家がある中を通り、約15分で槇尾山へ続く登山道へ突入。
12:30。登山道に入ってから15分経過しているが登りが続く。食事後の登山は体が重くてなかなか辛い。
12:35。ボテ峠を通過し
12:50。番屋峠を通過し
13:05。追分けを通過する。景色がなくアップダウンを繰り返し、ようやく槇尾山の見慣れた登山道になってきた。追分けからの登りは大したことない勾配だが、最後の登りはなかなかしんどい。 13:25。今回の縦走ゴール地点「槇尾山施福寺」へ到着。ここは同時にダイヤモンドトレールのゴール地点でもある。3分割してダイヤモンドトレールを北から南まで全長45kmを踏破に成功したのだ!
※槇尾山山頂はダイヤモンドトレールではないので今回は立ち寄っていません。
15分程度、槇尾山施福寺で休憩したのち施福寺から下山し、和泉中央駅までのバス。。だが、、、 今回の縦走ペースが意外にも計画より早かった為、このままだと施福寺から下ってから次のバスは15:20発。
約2時間近くも待つことになる。。このバスに乗った場合、和泉中央駅着は16:20予定。。
槇尾山バス停から和泉中央駅まで10km。。
考える間もなく!
仲間と寒い中バスを待つことより、和泉中央駅まで10km歩くことにした。
当然だが、これが遠い!!(笑)かなり10kmは辛い。。
約2時間ほどかけて和泉中央駅に到着したころ。時刻は16:20。 奇しくも、乗るはずだったバスと同時到着となった。
良かったのか…悪かったのか…(笑)
兎には角にも!! こうして今回の縦走を終え、ダイヤモンドトレールも完結したのだった。
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